おったまget downって最近よく耳にするけど、一体どういう意味なの？って思った人、多いんじゃないでしょうか。
実はこれ、今のZ世代、特に女子中高生の間でめちゃくちゃバズっている流行語なんです。私も最初に見たときは「え、なにそれ？！」って思ったんですが、調べていくうちにその面白さと可愛さにどんどんハマってしまいました。
今日はそんな「おったまget down」について、意味から使い方、流行の背景までたっぷり解説していきます！
まず「おったまget down」の意味からいきましょう。これは一言でいうと「びっくりしてテンション爆上がり！」って感じの表現です。もともとの日本語の「おったまげた（驚いた）」に英語の「get down（ノリノリになる、盛り上がる）」が合体した造語なんですね。つまり、何か驚くようなことが起きたときに、その驚きと嬉しさをテンション高めに表現する時に使います。ちょっとテンション高すぎ！？ってくらいがちょうどいい感じです。
たとえば、SNSで可愛すぎる新作コスメを見つけたとき。「まって！かわいすぎておったまget downなんだけど！」って感じで使います。驚きと興奮がミックスされているニュアンスがとてもZ世代らしいですよね。普通に「ビックリした！」って言うよりも、よりエモいし、感情がダイレクトに伝わってくる感じがします。
じゃあ、誰が最初にこんな面白い言葉を作り出したの？というと、実はこの言葉、人気インフルエンサーのkemioさんが発信源になっています。TikTokでの発言がきっかけで一気に広がりました。kemioさんって、独特のテンションとセンスでZ世代からめちゃくちゃ人気ありますよね。もともと彼の動画の中では、ユーモアたっぷりの言葉遊びがたくさん登場するんですが、その中でも「おったまget down」は特に女子中高生の心をガッチリ掴んだんです。
さらにこの言葉の拡散に一役買ったのが、韓国の人気ボーイズグループRIIZEの存在です。RIIZEのメンバーが日本のライブMCでこの「おったまget down」を使ったことで、さらに多くのファンの間で話題に。K-POP好きの女子高生たちがSNSでどんどん投稿したことで、一気にバズワード化したんです。最近の流行って、こうやってインフルエンサー×K-POP×SNSっていう組み合わせで爆発的に広がるのが本当に多いですよね。
もちろん「おったまget down」だけじゃなくて、2024年は他にもユニークな流行語がたくさん登場しました。たとえば同じくkemioさん発信の「ほんmoney」も大人気。これは「ほんまに（本当に）」を英語風に崩した造語で、「ほんmoney泣きそうなんだけど」みたいに感極まった時に使われます。言葉遊びが上手すぎて、思わず真似したくなる可愛さですよね。
それから「シル活」も2024年ならではの流行語です。これは「シルバニアファミリー推し活」の略。ちょっと意外に思うかもしれませんが、今シルバニアファミリーの世界観やグッズが再ブーム中なんです。ガチャガチャやダンス動画など、SNSでも話題になっていて、キャラクターのペルシャ猫ルーカスのダンスが700万回以上再生されたりもしています。可愛いは正義！って本当に思わされますよね。
さらに、面白い流行語として「まじまじまじんがー」なんていうのもあります。これは芸人おたまじゃくし中西さんが発信したもので、驚きや共感を表現する時に使われます。「あの先生辞めるのってまじまじまじんがー？」みたいに会話で使うと、一気に今っぽい感じが出ますよね。こういうちょっと脱力系の言葉遊びも人気です。
そしてもう一つ紹介したいのが「ビヨンセから守る」というミーム。これは海外発のネタで、「嫌な出来事はすべてビヨンセから自分を守るためだった」という超ポジティブな考え方がウケています。たとえば「試合に負けたのはビヨンセから私を守るためだったんだ」みたいに使うんです。ネガティブなことを一周回ってポジティブ変換するセンス、見習いたいですよね。
じゃあ、なんで今こんなに新しい言葉がどんどん生まれてるの？というと、背景にはSNS文化の進化があります。TikTokやInstagram、X（旧Twitter）など、今の若者たちは常に新しい表現を求めているし、自分たちの間だけで通じる"身内感"のある言葉を作るのが大好きなんです。いわゆる「界隈文化」ともつながっていて、「自然界隈」「当たり前界隈」「ママ界隈」なんていうカテゴリもどんどん生まれています。あるあるネタや日常の小さな発見をミーム化して共有するのが、今のZ世代流なんですね。
こうした流行語はもちろんSNSの中だけで盛り上がっているわけじゃありません。最近は企業のマーケティングにもどんどん取り入れられているんです。たとえばコスメブランドの広告で「おったまget down級のかわいさ！」なんてキャッチコピーが使われたり、TikTokの企業アカウントが流行語を交えた投稿をしてバズらせたり。企業側も若者たちの文化に寄り添おうと必死です。
この背景には、女子中高生たちの情報発信力の高さがあります。インフルエンサーだけじゃなく、普通の学生でも動画投稿やSNSシェアを日常的に行っていて、その影響力はかなりのもの。まさに「JC・JK発信のカルチャーが世の中を動かしている」と言っても過言ではないでしょう。実際に流行語大賞でも、JC・JK調査隊というマーケティング集団が選考に関わっていて、彼女たちのセンスが反映されています。
ちなみに、「おったまget down」って意外と応用範囲も広いんです。びっくりした時だけじゃなく、感動した時、テンション爆上がりの時、嬉しいサプライズがあった時など、ポジティブ系のリアクションなら何でもOK。例えば「推しからファンサもらった！おったまget down！！」みたいな使い方もすごく自然ですよね。もはや定番リアクションになりつつあります。
もちろん、この流行語もいつかは使われなくなる日が来るかもしれません。でも、その移り変わりの早さこそが今のネット文化の面白さ。次はどんな言葉が生まれてくるのか、個人的にもめちゃくちゃ楽しみです。今この瞬間の流行を思いきり楽しむ、それがZ世代流のカルチャーなのかもしれません。
さて、ここまでたっぷりと「おったまget down」の世界を解説してきました。意味も使い方も、そして流行の背景もかなり深掘りできたんじゃないかなと思います。この記事を読んだみなさんも、ぜひ日常会話やSNSで「おったまget down」使ってみてくださいね！思わずニヤニヤしちゃうくらい楽しくなるはずですよ。
さて、ここからはもう少し踏み込んで、「おったまget down」がどんな文化背景の中で生まれ、どうしてここまで支持されているのかを探っていきましょう。
実は今の若者文化の大きなキーワードの一つが「共感」と「ネタの共有」なんです。昔のようにただ面白いことを聞いて笑うだけじゃなく、「わかる〜！」「それ私も！」っていう共感が、SNSではとにかく重要視されています。そのため、自然とちょっと大げさな表現や、感情を爆発させたリアクション言葉が好まれる傾向があるんですね。「おったまget down」もまさにその流れの中にピッタリはまった言葉です。
たとえば、友達が超可愛いカフェのスイーツ写真をストーリーに上げたとしましょう。それに「おったまget down」ってコメントすれば、驚きとかわいさの両方を一気に伝えられますし、なにより返信も盛り上がりやすい。短い言葉で感情を最大限に表現できるのが、この言葉の最大の魅力なんです。
さらに「おったまget down」が面白いのは、日本語と英語がミックスされた”ジャパングリッシュ感”があるところです。日本の若者文化って、この和製英語ミックスが本当に上手。なんとなく外国っぽいオシャレ感が出るし、同時に日本人同士だけで通じる秘密の符号みたいな感覚もあります。ちょっと内輪ノリっぽい感じが、逆に親しみやすくてどんどん使いたくなるんですよね。
また、この言葉が急速に広まったもう一つの理由が「動画文化との相性の良さ」です。今はInstagramのストーリーやTikTokのショート動画で、自分の気持ちをリアルタイムで表現するのが当たり前になっています。「おったまget down」は、その一瞬の驚きや嬉しさを動画の中で叫ぶのにピッタリなんです。特にテンション高めに言うと、動画の面白さも増して再生回数も伸びやすい。こうして自然と拡散されていく仕組みが整っているわけです。
実はこの流れ、今の流行語全般に共通している特徴でもあります。たとえば「ほんmoney」も動画の中で叫ぶと可愛いし、「まじまじまじんがー」も表情をつけて言うと面白さが倍増します。つまり、ただの言葉だけじゃなく「声に出してナンボ」な文化が、若者たちの流行語には根付いてきているんです。だからこそ、SNSが最大の発信源になっているんですね。
もう少し視点を広げると、こういった流行語の盛り上がりは、若者たちの自己表現欲求とも深く結びついています。今のZ世代やα世代は、幼い頃からネットやSNSが当たり前に存在する環境で育ってきました。だからこそ、自分の感情や状況をすばやく、面白く、他人と違った形で表現するスキルが自然と身についているんです。「人と被らない面白いリアクションをしたい！」という欲求が、こういった独自の流行語を生み出していると言えます。
ちなみに、企業もこの若者文化にものすごく注目しています。最近では、コスメブランドが「おったまget down級の可愛さ新作登場！」といった広告を打ち出したり、アパレルブランドがインスタライブで流行語を連発したりと、企業のマーケティング担当者も流行語を武器にして若者との距離感を縮めようとしています。企業と若者がSNSを通じてフランクにやり取りする時代。これもまた一つの新しい文化ですね。
そして「おったまget down」は、まだまだ進化途中とも言えます。実際、女子中高生の間では派生バージョンがすでに生まれていて、「おったまget up」とか「おったまstay」なんていうアレンジが出てきていたりします。言葉遊びのセンスがすごいですよね。こんな感じで、Z世代の流行語は常に柔軟に変化しながら進化していくのが特徴です。
さらに最近では男子高校生の間でもじわじわと使われ始めていて、「彼女がデートの時サプライズしてくれた。おったまget downだわ」なんてセリフも聞くようになりました。こうしてジェンダーやシチュエーションを超えて広がっていくのも、強い流行語の特徴です。もしかしたら近い将来、大人世代にも少しずつ浸透してくるかもしれません。
また、日本の流行語文化は世界にも波及し始めています。K-POPアイドルやYouTuberたちが日本の流行語を面白がって真似して使うことで、海外ファンの間でも注目され始めているんです。「おったまget down」もK-POPアイドルRIIZEの影響でアジア圏を中心に知名度が広がってきています。もしかすると、グローバル流行語になる日も近いかも？なんて思うとワクワクしちゃいますね。
最後に、今後の流行語シーンについて少しだけ予想してみましょう。これからはAIやメタバースといった新しい技術との融合も進むはずです。バーチャル空間での会話でも、「おったまget down」みたいなテンション高めの言葉がどんどん生まれていくでしょう。表情や音声とセットで新しい表現が誕生する未来、なんだかとっても楽しそうです！
【まとめ】
おったまget downは、Z世代の女子中高生を中心に広がった新感覚の流行語です。
「驚き＋テンション爆上がり」を表現するこの言葉は、kemioさんのTikTok発信をきっかけに爆発的に拡散しました。
さらに韓国のK-POPアイドルRIIZEが使用したことで、より多くの若者の間で話題となりました。
日本語の「おったまげた」と英語の「get down」を掛け合わせた独自のセンスは、まさに今のSNS世代ならではの言葉遊び。
短くても感情をストレートに表現できるため、ストーリーやTikTok動画でも使いやすく、共感や身内感を生み出します。
2024年は「ほんmoney」「シル活」「まじまじまじんがー」など、他にも数々のユニークな流行語が誕生しました。
SNS文化・共感欲求・自己表現の進化が、こうした新語誕生を支えています。
今後も新たな言葉が次々生まれていく中で、「おったまget down」は一つの象徴的な存在として、若者カルチャーを彩っていますね。